武装集団が16億円強奪、空港で警備車両襲撃 チリ

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チリのアルトゥーロ・メリノ・ベニテス国際空港=2017年/Shutterstock

チリのアルトゥーロ・メリノ・ベニテス国際空港=2017年/Shutterstock

(CNN) 南米チリの空港で、警備車両が武装集団に襲撃されて約1500万ドル(約16億円)相当の現金が強奪される事件があった。

CNNチリによると、現地時間の9日正午ごろ、首都サンティアゴのアルトゥーロ・メリノ・ベニテス国際空港の貨物区域に10人の集団が侵入し、警備会社のワゴン車を襲撃した。

集団は運送会社DHLの従業員を装って、DHLの車で空港に侵入。警備員を脅し、1人を車ではねて負傷させた。

チリ刑事警察庁(PDI)は9日に行った記者会見で、現金1400万ドルと100万ユーロが盗まれたことを明らかにした。

PDIは、犯行グループが内部情報を入手していた可能性もあると述べ、プロ集団による犯行だったとの見方を示している。

同空港では2014年にも現金1000万ドルが強奪される事件が発生し、これを受けて新しい保安対策が導入されたはずだった。しかし警察は、必要とされる手順が守られていなかったと話している。

チリでは2019年以来、ピニェラ大統領に抗議する反政府デモ隊と治安部隊との衝突が続いている。

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