新型肺炎、死者362人に タイ当局が「混合薬で治癒」と発表

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(CNN) 中国国家衛生健康委員会は2日、湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスによる肺炎の感染件数が中国本土で1万7205人に達したと明らかにした。前日から2829人増え、死者は中国本土以外の1人を含む362人となった。

湖北省の保健当局によるとこれまで同省では9618人の患者が入院。このうち478人が重体だという。

米国では2日の時点で9人の感染が確認されている。

こうしたなか、タイでは医師らが新型コロナウイルスの感染者2人に複数の抗ウイルス剤を投与することで治療に成功したと発表した。保健省が2日の会見で明らかにした。

バンコクの病院に勤務する当該の医師の1人によれば、中国出身の71歳の女性患者に対してインフルエンザとエイズウイルス(HIV)の治療に使われる抗ウイルス剤を混合して投与したところ、重篤な状態から48時間以内に大幅な回復が見られた。コロナウイルスの検査結果も同じ時間で「陽性から陰性に変わった」という。

保健省の当局者らは、これまで患者の呼吸系にウイルスの兆候は出ていないとしている。

米国立アレルギー・感染症研究所(NIAID)のアンソニー・フォーシ所長は先週、CNNの取材に答え、現時点で当該のウイルスに対して効果が証明された薬はないとの見解を示していた。

北京の複数の病院でも同様の抗ウイルス剤を武漢で発生したコロナウイルスの治療に用いたと報道されたが、有効だったかどうかは明らかになっていない。

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