イラン、核合意に基づく制限放棄の最終段階を発表

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イラン政府は、核合意に基づくウラン濃縮などの制限を一切放棄すると発表した/Getty Images/Getty Images Europe/Getty Images

イラン政府は、核合意に基づくウラン濃縮などの制限を一切放棄すると発表した/Getty Images/Getty Images Europe/Getty Images

(CNN) イラン政府は5日、米欧などとの核合意に基づいたウラン濃縮などの制限を一切放棄すると表明した。

イランはこの日の閣議で、核合意放棄の最終段階となる第5弾の措置を決定。国営イラン通信(IRNA)を通した声明で、ウランの濃縮度や濃縮量、核関連の研究開発などの制約を一切取り除くと表明した。

今後は技術的ニーズに基づき独自の制限を設けるとしたうえで、「国際原子力機関(IAEA)とは引き続き協力する」「制裁が全て解除されれば核合意の義務履行を再開する」と述べた。

イランのザリフ外相はツイッターで閣議での決定を説明し、遠心分離機の数に関する制限がなくなると指摘。ただし核合意放棄の措置は全て、相互の義務が履行された時点で解除されるとも書き込んだ。

イランはトランプ米政権が2018年5月に核合意から離脱し、対イラン制裁を再開したことに対抗して、核合意の履行を段階的に停止してきた。

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