過去最多の女性議員誕生、全体の3分の1超 英総選挙

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女性議員の数は過去最高に。左から当選したドーン・バトラー氏(労働党)、エイミー・カラハン氏(スコットランド民族党)、ウェラ・ホブハウス氏(自由民主党)/AFP/Getty Images

女性議員の数は過去最高に。左から当選したドーン・バトラー氏(労働党)、エイミー・カラハン氏(スコットランド民族党)、ウェラ・ホブハウス氏(自由民主党)/AFP/Getty Images

(CNN) 12日投開票の英国下院総選挙で同国のPA通信は13日、当選を決めた女性議員は計220人と過去最多になったと報じた。これまでの記録は2017年の208人。

保守党の女性議員は86人と同党としては過去最多を記録。労働党の場合は当選議員の半数以上が女性となった。ただ、議員全体の性別の比率では、女性は3分の1を小幅に超える水準となっている。下院の定数は650議席。

今回選挙では自由民主党のジョー・スウィンソン党首らを含む著名な女性議員が落選する波乱も生まれた。また、選挙前には多数の女性議員が悪質な不当行為や脅しなどを理由に辞任を表明する展開もあった。

下院図書館によると、今回選挙に出馬した女性の総数は推定1123人。労働党からの立候補者のうち半数以上が女性で、保守党は31%だった。

選挙で勢力を大きく後退させた労働党のジェレミー・コービン党首は近い将来、党首を辞任する意向を示唆。これまで影の教育相を務めてきた女性のアンジェラ・レイナー議員が有力候補の1人として浮上している。また、同党中道派に属する別の女性議員も出馬の意思をにおわせている。女性の党首が生まれれば労働党では初めてとなる。

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