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SDF司令官、米高官に「我々を見殺しにしている」 CNN EXCLUSIVE

シリア・ラッカでISISの掃討作戦に参加した「シリア民主軍」の兵士/Gabriel Chaim

シリア・ラッカでISISの掃討作戦に参加した「シリア民主軍」の兵士/Gabriel Chaim

(CNN) トルコによるシリアのクルド人勢力への軍事作戦が続く中、クルド人主体の部隊「シリア民主軍(SDF)」の司令官が米国務省高官に、「あなた方は我々を見殺しにしている」と告げたことが分かった。CNNが独占入手した米政府の内部文書で明らかになった。

これによると、SDFの幹部マズロム・コバニ・アブディ氏は10日の協議で、過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」と戦う有志連合の調整を担うウィリアム・ローバック米副特使に対し、「あなた方は我々のことを諦めた。我々を見殺しにしている」と告げたという。

マズロム氏はさらに「あなたたちにはクルド人を守る意思がないのに、別の部隊がやって来て我々を守るのも望ましくないという。我々のことを売ったのだ。道徳にもとる」と述べたとされる。

マズロム氏は米国に対し、トルコの攻撃を阻止するか、シリア民主軍によるアサド政権や後ろ盾のロシアとの取引を認めるか、どちらかしかないと強調。取引が成立した場合、ロシア軍機によるシリア北東部上空での飛行禁止区域設置が可能になり、トルコは空爆を実施できなくなる。政権当局者によると、米国はクルド人がロシアに接近する展開は望んでいないという。

マズロム氏は「米国が守れないなら、私はロシアやアサド政権と取引して彼らの航空機を受け入れ、地域の防衛に当たってもらう必要がある」としている。

トランプ大統領は先に、50人規模の米軍要員に国境地帯からの撤退を指示。これを受けトルコはシリア侵攻を開始した。

トランプ政権の一部は、米軍が残っているか否かにかかわらずトルコは侵攻したはずだと主張し、シリアのクルド人勢力を見捨てたわけではないとしている。

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