美白クリームの成分は有害物質、健康被害の恐れも 英国で不使用勧告

ナイロビの店で美白目的に使われていた商品=2018年7月6日/SIMON MAINA/AFP/AFP/Getty Images

ナイロビの店で美白目的に使われていた商品=2018年7月6日/SIMON MAINA/AFP/AFP/Getty Images

(CNN) 肌が白くなる効果をうたった美白クリームには、塗料のはがし剤と同じ有害物質が含まれることがあり、「どんなことをしてでも」避けなければならない――。英イングランドとウェールズの地方自治体でつくる地方自治体協議会(LGA)がそんな警告を発した。

こうした製品についてLGAは、「ペンキの剥離(はくり)剤と同じ作用があり、がんのリスクを増大させる」と警鐘を鳴らしている。

英国では美白製品の多くが、有害な成分が含まれているという理由で禁止されている。しかしそうした製品が相次いで押収されていることは、いまだにそうした製品の販売が横行している実態を物語るとLGAは指摘する。

LGAによると、美白製品のほとんどに含まれる禁止成分の「ハイドロキノン」は、塗料はがし剤と同じような漂白剤で、皮膚の表面を除去する作用があり、がんのリスクを増大させるほか、肝臓や腎臓にダメージを与える恐れもある。

また、世界保健機関(WHO)によれば、一般的に禁止されている成分の水銀も、病原菌や真菌に対する抵抗力を減退させ、肝障害や不安、うつ、精神疾患の原因になることがある。

「禁止成分を含むスキンクリームは非常に危険であり、深刻な健康被害を生じさせ、生涯にわたる傷痕を残し、死に至らせることもある。従って、どんなことをしてでも避けなければならない」とLGAは強調する。

一方、天然成分や無害の成分を使った美白クリームは合法的に販売できるが、そうした製品は高額なことが多く、安価で危険な禁止品の需要がかき立てられているという。禁止成分が含まれる製品を販売した場合、2万ポンド(約260万円)以下の罰金や、1年以内の禁錮を言い渡される可能性がある。

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