英、駆逐艦をペルシャ湾へ追加派遣 警戒レベル最高に

英海軍のフリゲート艦「モントローズ」。10日に英タンカーに対するイラン軍艦艇による妨害行為に対応した後点検作業に入った。英海軍は駆逐艦「ダンカン」の追加派遣を決定/Mick Storey/Royal Navy/Handout via Reuters

英海軍のフリゲート艦「モントローズ」。10日に英タンカーに対するイラン軍艦艇による妨害行為に対応した後点検作業に入った。英海軍は駆逐艦「ダンカン」の追加派遣を決定/Mick Storey/Royal Navy/Handout via Reuters

(CNN) 米国とイランの対立激化に伴うペルシャ湾情勢の緊迫化を受け、英国政府は13日までに、同湾などを航行する英国船舶の安全確保に関する警戒レベルを最高水準に引き上げ、駆逐艦1隻を新たに派遣する方針を表明した。

中東地域を対象にした警戒レベルの「3」への引き上げは英国メディアが報じたが、英政府当局者はCNNの取材にこの事実を確認した。国際的な船舶・港湾施設保安基準によると、警戒レベルの「3」は英国船舶への攻撃の危険性が重大な局面にあることを意味する。

中東の海域へ新たに出動する駆逐艦は「ダンカン」。英国防省がCNNに寄せた声明によると、ペルシャ湾では英海軍のフリゲート艦「モントローズ」が既に配備され、10日にはホルムズ海峡でイラン軍艦艇による英タンカーへの妨害行為を阻止した。

モントローズは現在、船体や装備品の点検・修理作業を受け、乗組員も交代させている。ダンカンは今週、黒海での北大西洋条約機構(NATO)の演習に参加するため派遣されており、ペルシャ湾への派遣はこの後となる。

最近のタンカー絡みの案件。先月13日には日本とノルウェーのタンカーが攻撃を受けた/CNN
最近のタンカー絡みの案件。先月13日には日本とノルウェーのタンカーが攻撃を受けた/CNN

英国の海運業界団体幹部は、警戒レベルの引き上げを受け、関係する船舶は追加の安全対策の導入が迫られ、航路の選択などで助言を受けることになるだろうと指摘した。

英国、イラン両国関係では、英領ジブラルタルで先週、英軍部隊などがイランの大型タンカーを拿捕(だほ)。英国政府は対シリア制裁違反に絡む措置と主張したが、イランは強く反発し、英国タンカーの拿捕など報復措置を求める声も国内で出ていた。

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