香港行政長官、逃亡犯条例改正案は「死んだ」と宣言

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デモの引き金となった条例の改正案は「死んだ」と、香港政府の林鄭月娥行政長官/ANTHONY WALLACE/AFP/AFP/Getty Images

デモの引き金となった条例の改正案は「死んだ」と、香港政府の林鄭月娥行政長官/ANTHONY WALLACE/AFP/AFP/Getty Images

香港(CNN) 香港の林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官は9日、刑事事件の容疑者を中国本土へ引き渡すことを可能にする「逃亡犯条例」の改正案は「死んだ」と宣言し、事実上廃案となったことを認めた。

香港ではこの改正案に抗議する大規模なデモが繰り返されてきた。

林鄭氏は9日の会見で、改正案をめぐる立法会(議会)での審議が「完全な失敗」に終わったことを認めた。

抗議デモを受けて自身が先月18日に「心からの謝罪」を表明したことに言及し、抗議の理由をつくったのは政府だとの認識を示した。

さらに、政府が改正案を復活させるのではないかとの疑念が今もくすぶっていると指摘。「そのような計画はない。改正案は死んだ」と明言した。

ただし正式な撤回は表明しなかった。デモ隊は改正案の「完全な撤回」を要求していることから、林鄭氏の発言によって抗議行動が収まるかどうかは不透明だ。

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