武装集団が村を襲撃・放火、95人死亡 マリ

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ドゴン人とフラニ人の間では以前から衝突が続く。写真は3月に起きたドゴン人によるとされるオゴサグ村襲撃の直後の様子/Tabital Pulaaku/AP

ドゴン人とフラニ人の間では以前から衝突が続く。写真は3月に起きたドゴン人によるとされるオゴサグ村襲撃の直後の様子/Tabital Pulaaku/AP

(CNN) 西アフリカのマリ中部でドゴン人の村が武装集団に襲撃され、少なくとも95人が死亡した。村長が10日、CNNに明らかにした。

武装集団は9日夕刻に村を襲撃し、集落に放火して銃を乱射、深夜に立ち去った。襲撃したのはフラニ人の集団だったと村長は話している。

村の住民300人のうち、95人は焼死体で見つかった。フラニ人の集団は数日前にもこの村を襲撃していたが、この時は牛を盗んだだけだったという。

ドゴン人とフラニ人の間では、土地や水を巡って以前から衝突が続く。国連によると、今年3月にはマリ中部モプティ州のオゴサグ村が武装集団に襲撃され、女性や子どもを含む134人が死亡、55人が負傷していた。

この地域ではここ数カ月で衝突が相次いでいる。3月には兵士数人が殺害され、2月には別の村が襲撃されてドゴン人10人が死亡した。

国連によると、フラニ人はイスラム過激派とつながりがあるとして非難され、頻繁に標的とされている。

マリ軍の拠点も、分離独立派やテロ組織「イスラム・マグレブ諸国のアルカイダ」に襲撃される事件が相次いでいる。

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