「安倍首相がノーベル平和賞に推薦」 トランプ氏発言、首相は否定せず

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トランプ米大統領(左)と安倍首相。アルゼンチンの首都ブエノスアイレスで開かれた20カ国・地域(G20)首脳会議で/Daniel Jayo/Getty Images South America/Getty Images

トランプ米大統領(左)と安倍首相。アルゼンチンの首都ブエノスアイレスで開かれた20カ国・地域(G20)首脳会議で/Daniel Jayo/Getty Images South America/Getty Images

東京(CNN) 米国のトランプ大統領が、「日本の安倍首相が私にノーベル平和賞を授与するよう推薦してくれた」と発言した。この発言について安倍首相は18日の衆院予算委員会で、トランプ大統領を推薦したことを否定はしなかった。

安倍首相は衆院予算委員会で、トランプ大統領は北朝鮮の核・ミサイル開発阻止のために尽力していると強調、「トランプ大統領のリーダーシップを高く評価している」と語った。

その上で、「ノーベル委員会は推薦者と被推薦者を50年間は明らかにしないとしていることを踏まえ、この方針にのっとってコメントは差し控えたい」と述べ、実際に推薦したかどうかについてはコメントを避けた。

これに先立ち朝日新聞は17日、「首相が米政府から非公式に依頼を受け、昨秋ごろノーベル賞関係者にトランプ氏を推薦した」と伝えていた。

トランプ大統領は15日、安倍首相がオスロのノーベル賞選考委員会に送ったという5ページの書簡のコピーを受け取ったと述べ、「日本の安倍首相は、ノーベル賞を授与する人たちに送った書簡の最高に美しいコピーを私にくれた」「彼は言った。『日本のために、敬意を持ってあなたを推薦し、ノーベル平和賞をあなたに授与するよう頼んでいます』と」。

推薦の理由についてトランプ大統領は、かつては北朝鮮のロケットやミサイルが日本の上空を飛行していたと述べ、「安心できるようになったのは私のおかげだ」と強調した。

ノーベル賞候補の推薦は2月1日が締め切りだった。選考委員会によると、2019年のノーベル平和賞は過去最高の304人が推薦されている。

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