サウジ皇太子の関与示す「直接の証拠ない」 ポンペオ米国務長官

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CNNの取材に答えるポンペオ国務長官/CNN

CNNの取材に答えるポンペオ国務長官/CNN

ワシントン(CNN) サウジアラビア人記者のジャマル・カショギ氏がトルコにあるサウジ総領事館で殺害された件で、米国のポンペオ国務長官は1日、CNNの取材に対し、サウジのムハンマド皇太子が殺害に関与したことを示す直接の証拠はないと指摘し、改めてサウジ支持の姿勢を示した。

ポンペオ長官は20カ国・地域(G20)首脳会議が開催されたアルゼンチンで取材に答えた。米中央情報局(CIA)による分析で、カショギ氏殺害について、ムハンマド皇太子の指示によるものとの結論が出たことについてはコメントしなかった。

ポンペオ長官は「わたしは、米政府が保有している諜報(ちょうほう)情報を全て読んだ」と指摘。完全な分析を終えた時点で、ムハンマド皇太子と記者殺害を結びつける直接の証拠はないと述べた。

サウジの実質的な指導者であるムハンマド皇太子が関与しているとCIAが強く確信していることについて尋ねると、ポンペオ長官は「諜報の問題についてはコメントできない」と述べた。

米紙ウォールストリート・ジャーナルによれば、CIAは、記者殺害の前後数時間にわたり、ムハンマド皇太子が記者殺害を監督した側近に対して11通のメッセージを送ったとの判断を下したという。

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