心臓が体外にある難病の乳児、手術受け無事回復 英国

2017.12.14 Thu posted at 12:32 JST

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(CNN) 心臓が体の外に出ている状態で生まれてきた女児が、英レスターの病院で心臓を体内に戻す手術を受け、無事回復に向かっている。

手術を受けたのは生後3週間になるベネロペ・ホープ・ウィルキンズちゃん。レスターのグレンフィールド病院で11月22日、50人の医師団による帝王切開で誕生した。

ベネロペちゃんは、心臓が体外で発達する難病「心臓転位症」と診断されており、心臓を体内に戻す手術が3回にわたって行われた。母のナオミ・フィンドレイさんは最悪の事態も予想していたといい、12日に発表した談話の中で、「娘が死亡した場合に着せる服を病院に持って行っていた」と告白。「娘が生き延びられるとは思っていなかった。しかしグレンフィールド病院のスタッフは素晴らしかった」と称賛した。

医師によると、乳児の心臓を体内に戻す手術が成功した症例は英国で初めてだという。

母のフィンドレイさんは妊娠9週目の超音波検診で、胎児の心臓と消化器の一部が体外で発達し始めていると診断された。16週目の検診では、消化器は正常な位置に戻っていたものの、心臓は体外に出たままだった。

血液検査の結果、ほかに染色体異常があるリスクは低いと診断され、両親は娘の命を救うことを選んだ。

しかし他の臓器にも問題があると予想されたことや、分娩自体に大きな危険が伴うことなどから、生き延びられる確率は極めて低いと主治医は考えていたという。

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