「イスラム冒涜」発言、ジャカルタ知事辞任求めるデモ 91人負傷

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警官隊は大統領官邸近くでデモ隊を退けようと催涙ガスや放水銃を使用

警官隊は大統領官邸近くでデモ隊を退けようと催涙ガスや放水銃を使用

(CNN) 世界最多のイスラム教徒人口を抱えるインドネシアの首都ジャカルタで4日、イスラム教を冒涜(ぼうとく)する発言を示したとしてジャカルタ特別州のバスキ・チャハヤ・プルナマ知事の辞任を求める大規模なデモ行進が起きた。

地元テレビ局CNNインドネシアによると、大統領官邸近くでデモ隊と警官隊が衝突、少なくとも91人が負傷した。警察が催涙弾と放水銃で規制を試みた際、数十人のデモ参加者が警官隊を襲ったという。

地元警察の発表では、デモの参加者は推定20万人。参加者は「知事を殺害しろ」「死刑執行を」など過激なスローガンも唱和したという。参加者の多くは身元を隠すためか覆面姿で行進した。行進の大半は平和裏に進んだという。

衝突の発生後、ジョコ大統領は記者会見を開き、同知事に対し法的な措置を講じることを約束。その上でデモ参加者らに秩序を守って帰宅するよう促した。また、国民に平静さを呼び掛け、来年の大統領選の対立候補に事態を沈静化させる上での協力も求めた。

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