世界は戦争状態にあるが「宗教戦争ではない」 ローマ法王

2016.07.28 Thu posted at 14:36 JST

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フランス・サンテティエンヌデュルブレ(CNN) フランス北部ノルマンディー地方の教会で男2人が人質を取って立てこもり神父を殺害した事件で、ローマ・カトリック教会のフランシスコ法王は27日、世界は戦争状態にあるものの、宗教戦争ではないとの考えを述べた。

犯行は過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」の名の下に行われた。ISISのメディア部門アマク通信は27日、メッセージアプリ「テレグラム」を介して実行犯2人がISISに忠誠を誓う姿を写した動画を公開した。

フランシスコ法王は同日、カトリック信者の若者のイベント「世界青年の日」に出席するためポーランドを訪問。同国の古都クラクフに向かう専用機の機中で法王は、世界はしばらく前から「断片的な戦争」の中にあるとの見方を示した。

法王はフランスの事件で殺害されたジャック・アメル神父(86)も、こうした紛争の犠牲者の1人だと述べた。

法王は「世界は戦争状態にある。なぜなら平和が失われたからだ。利益をめぐる戦争やカネをめぐる戦争、天然資源をめぐる戦争、人々を支配するための戦争が起きている」と指摘。「宗教戦争だと考える人もいるかも知れないがそうではない。あらゆる宗教は平和を欲している。戦争を欲しているのは他の人々だ」と語った。

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