中国、実は「トランプ大統領」を歓迎? その理由は・・・

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中国指導層にとっては、トランプ氏のほうがくみしやすいとの見方も

中国指導層にとっては、トランプ氏のほうがくみしやすいとの見方も

マン氏は「ヒラリー氏は一筋縄ではいかない人物で、自分の考えをしっかりと持っている」と指摘。「弁護士は常にルールを作りたがる。また、クリントン氏は、中国が特別な存在で他国とは異なる扱いが必要だという考え方を受け入れようとしない傾向がある」との見方を示す。

人権擁護に積極的で、南シナ海の領有権問題でもタカ派的見解を持つクリントン氏は、中国にほとんど友人がいない。自由貿易に関してはトランプ氏よりもはるかに積極的であるにもかかわらずだ。

「多くの中国人は、(クリントン氏に対し)かなり悪い印象を抱いているのではないか」と語るのは、北京外国語大学の謝韜(シエ・タオ)教授だ。

教授はさらに、共産党機関紙・人民日報系の環球時報「環球時報」がかつて、クリントン氏が会議のため北京を訪れる前日に同氏を歓迎しないとの社説を掲載したと指摘。この社説は、少なくとも、中国の一部エリート層の間でクリントン氏に対する嫌悪感が広がっていることを示すものだという。

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