ISISが拉致した工場作業員300人、解放の報道 シリア

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ダマスカス北東48キロにあるセメント工場から拉致された作業員らが解放されたとの報道

ダマスカス北東48キロにあるセメント工場から拉致された作業員らが解放されたとの報道

(CNN) シリア首都ダマスカス近郊のセメント工場から作業員ら300人以上が過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」の戦闘員に拉致された事件で、ISIS系のアマク通信は8日、このうち作業員ら約300人が解放されたと伝えた。

この報道内容に関する公式な確認はまだ行われていない。

アマク通信によると、作業員らがイスラム教徒であり、シリア政府の一員でないことが分かり解放されたという。ただし、政権側の民兵組織に属しているとみられる20人は依然として拘束され、イスラム教ドルーズ派の教徒4人は処刑されたという。

在英「シリア人権監視団」のラミ・アブドルラフマン代表は同日、CNNの取材に対し、近隣の町の有力者らが作業員170人解放の同意を取り付けたことを明かした。ただし、アマク通信の報道内容は確認できないとしている。

ISISの戦闘員らは5~6日にかけて、ダマスカス近郊の大規模なセメント工場を制圧。国営シリア・アラブ通信(SANA)がシリア産業省筋の話として伝えたところによると、セメント会社は戦闘員が作業員ら数百人を拘束していると述べていた。

また地元当局者はSANAの取材に対し、「拉致された作業員」約125人がISISの支配地域に向かうバスに乗せられていたとの目撃証言を伝えていた。

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