ジカ熱流行地への渡航、男性にも自粛呼びかけ 米専門家

ジカ熱流行地への渡航について、男性にも自粛が呼びかけられている

ジカ熱流行地への渡航について、男性にも自粛が呼びかけられている

(CNN) 中南米を中心に流行し、新生児の小頭症との関係が指摘されている感染症のジカ熱について、米公衆衛生の専門家が、妊婦だけでなく父親になる予定の男性も、流行地域への渡航は避けた方がいいと勧告した。

ジカ熱のウイルスは精液に入り込み、性交渉を通じて男性から女性に感染する可能性もあることが分かってきた。このためジョージア大学のホセ・コルデロ教授は、「子どもをつくりたいと思っている男性がジカ熱の流行地へ行くのは賢明ではない」と指摘する。同氏は米疾病対策センター(CDC)の出生異常・発達障害国立研究センターの元所長。

現時点でCDCが流行地域への渡航自粛を勧告しているのは妊婦のみ。しかしコルデロ氏など複数の専門家が、この勧告は誤りだとの見方を示す。

ジカ熱に感染した男性すべての精液にウイルスが入り込むのかどうかは分かっていない。ウイルスが精液の中にどのくらい長く残るのかも不明。ジカ熱の症状が出てから少なくとも62日間、精液の中にウイルスが残っていたという男性の症例も報告されている。

米国立アレルギー感染症研究所のアンソニー・フォーシ所長は「男性の75%は回復後も精液の中にウイルスが見つかった。もしエボラ熱と同じなら、9カ月後も残っている可能性がある」と解説する。

CDCは、精液への残留期間について調査を続け、現時点で渡航自粛の呼びかけは妊婦のみにとどめる方針。男性の渡航については夫婦で話し合ったり主治医と相談したりして決めるよう促している。

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