サウジアラビア、留学生への奨学金を削減 米大学に打撃も

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原油価格下落の影響により、サウジは留学生への奨学金を削減する

原油価格下落の影響により、サウジは留学生への奨学金を削減する

ロンドン(CNNMoney) サウジアラビアが原油収入の激減にともない、外国で学ぶ留学生への奨学金を削減することが10日までに分かった。

サウジ政府はこれまで、60億ドル(約6900億円)規模の「アブドラ国王奨学金」を通して海外留学を奨励してきた。昨年は20万人の留学生が援助を受けた。

しかし今後は、奨学金支給の対象者を世界の上位100大学または各分野で50位以内の課程に在籍する学生のみに限定する。削減額の具体的な規模は発表されていないが、政府によれば、今年は教育費全体の支出を12%削ることになるという。

同奨学金は2005年に設立された。授業料全額と医療保険費、月々の生活費に加え、学士、修士、博士課程の学生には年1回分の往復運賃が支給される。留学先の大学などについては、これまでほとんど制約がなかった。サウジアラビアから外国へ留学している学生の約9割が同奨学金に支えられてきた。

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