比で拉致された人質4人のビデオ公開、ISISが関与か

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武装組織が人質を撮影したと見られるビデオを公開した

武装組織が人質を撮影したと見られるビデオを公開した

(CNN) フィリピン南部のリゾートで先月武装勢力によって拉致された4人の人質を映したとされるビデオが、インターネットに掲載された。フィリピン軍などが14日に確認した。

ビデオの中で、外国人と思われる男性3人はカナダ政府とフィリピン政府に助けを求めている。もう1人のフィリピン人女性は無言だった。

人質を取り囲む集団はマスクで顔を隠して大量の武器を持ち、過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」のものと思われる旗を掲げている。集団名には触れていない。ただ、この地域はイスラム過激派組織アブサヤフの存在で知られる。

武装集団は9月21日深夜、ミンダナオ島沖にあるサマル島のリゾートを襲撃し、外国人3人とフィリピン人1人を拉致していた。フィリピン軍の報道官は、当局がビデオを見て調査に乗り出したと説明。作戦の内容や、人質の身元は明らかにしなかった。

現時点で犯人側から身代金などは要求されていないといい、報道官は「国内外の全関係機関と連携して全力を尽くす」としている。

ビデオの中の人質の男性3人は、それぞれ自分の名を名乗り、ミンダナオ島に対する爆撃や砲撃などの軍事作戦中止を要請。もし犯人側の要求が受け入れられなければ自分たちは殺害されると訴えている。3人のうちの1人は、なたを持った男に頭を抱えられていた。

人質の1人はノルウェー人と伝えられており、ノルウェー政府はフィリピン政府などと連携して対応すると表明。カナダ外務省は、カナダ人2人が人質になっていることを確認し、フィリピンの当局と連絡を取って情報収集に当たっていることを明らかにした。

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