エジプト、スエズ運河の拡張工事完了 収入増見込む

(CNN) エジプトは6日、1年にわたり行われたスエズ運河の拡張工事の完成式を行った。

スエズ運河庁によれば、今回の工事では80億ドル(約9980億円)を超える費用を投じて運河の一部を拡幅並びに浚渫(しゅんせつ)したほか、72キロの新水路を建設した。目的は運河の通航量(および通航料収入)を増やすことだ。

シシ大統領の主催で行われた完成式にはフランスのオランド大統領など各国の要人も出席した。

エジプト当局によれば、今回の拡幅は「世界地図を変える贈り物」だ。

シシ大統領は「新水路の航行の開始は、経済的もしくは政治的な目標の達成に留まらない。近代的で民主的な国家におけるエジプト国民の尊厳と正義と安定を達成するという人道的な目標を強調している」と述べた。

もっとも拡張計画には反対もあった。差し迫った需要増が見込めないのに多額の税金を投じることへの批判があったほか、2023年までに年間通航料収入が130億ドルを超えるという政府の皮算用に楽観的すぎるとの声も上がっていた。

スエズ運河の昨年の通航料収入は50億ドルを超え、エジプトにとって重要な歳入源となっている。今回の拡張工事は、運河地帯を世界的な物流・貿易の中心地に変えようという壮大な計画の一部でもある。

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