北朝鮮、取材「志願者」が人権状況を擁護

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北朝鮮の人権状況を擁護するため、同国の一般市民がCNNの取材に「志願」した

北朝鮮の人権状況を擁護するため、同国の一般市民がCNNの取材に「志願」した

5時間以上に及んだ今回の面会では、参加した各自がそれぞれ主張を展開。中にはCNNが過去に報道して注目を浴びた事柄に関連するものもあった。

その一例が、1990年代にクウェートの建設現場で働いた後に亡命したリム・イル氏についての話だ。北朝鮮は外貨を稼ぐため海外で働くことを国民に奨励している。

リム氏はこうした政策に基づいた出稼ぎを「国家的に展開された奴隷制度」と批判。クウェートではあまりに劣悪な環境で長時間労働を強制されたほか、北朝鮮労働者が集住する区域に閉じ込められ、移動の自由を制限されていたと訴えた。

しかし、一緒に中東で働いていたとされる男性3人は、リム氏を激しく非難。1人は「彼はクウェートに数カ月しか滞在しておらず、現場の実情について何も知らない」と主張した。残り2人も、「彼はもともと質の悪い労働者で怠け者だった」などとして、リム氏の勤労意欲を疑問視した。昼夜を問わず労働を強いられたとの情報も否定した。

これについてCNNがリム氏に連絡を取ったところ、同氏は自分の話に間違いはないと回答した。

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