米軍の装甲車列、欧州で示威の長距離「進軍」 ロシア牽制

米陸軍の装甲車列がバルト諸国からドイツまで異例の長距離移動=米陸軍提供

米陸軍の装甲車列がバルト諸国からドイツまで異例の長距離移動=米陸軍提供

(CNN) バルト海諸国やポーランドで地元軍との合同軍事演習を終えた米欧州軍陸軍の装甲車が車列を組み、計5カ国を経由してドイツの所属基地までの約1770キロの長距離の地上移動を行う異例の措置が26日までに始まった。

この種の装備品の輸送は本来、列車を使うのが慣例。今回は、バルト海の3カ国、ポーランド、チェコにドイツを通過して各地で短時間とどまりながら、基地に帰還する前例がない行動となっている。

米国防総省は声明で、欧州諸国の国民防衛に対する米国の関与や同盟組織としての北大西洋条約機構(NATO)の決意を目に見える形で強く打ち出すための行動と表現。ウクライナ危機やクリミア半島併合に絡めてロシアを牽制(けんせい)し、同盟国の団結を示すのが狙いとなっている。

これら装甲車は騎兵大隊や同連隊に属するもので、陸路での移動は今月21日に開始。11日間かけてチェコとの国境に近いドイツのフィゼックにある所属基地に戻る。移動に際しては、NATO軍部隊、米空軍機や陸軍ヘリコプター部隊も偵察や補給任務で支援している。

装甲車車列が通過する地域住民の反応は好意的なようだ。米AP通信は、ポーランド住民の「我々は独りではないことがわかる。守ってくれる者がいる」との談話を紹介。米軍準機関紙「星条旗新聞」は「米軍の存在は人々の安心感を強める」とのリトアニア住民の言葉を伝えた。

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