生中継のテレビカメラ前で強盗、取材班に被害 南ア

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生中継のテレビカメラ前で強盗が発生

ニューヨーク(CNNMoney) 南アフリカの主要都市ヨハネスブルクで12日までに、街頭の現場で生中継の開始に備えていた同国テレビ局SABCのリポーターら取材班が、テレビカメラが作動する中で男2人組の強盗に襲われる事件が起きた。

負傷者はいなかったが、強盗は取材班から携帯電話やコンピューターを奪い、逃走した。

事件は10日夜、同市のミルパーク病院前で発生。リポーターによると、番組プロデューサーとの連絡を終えた後に2人組が近寄り、手に持っていた携帯電話を渡すよう要求。これを拒否した後、強盗はリポーターをカメラの前から押し出すなどより攻撃的になったという。生中継開始の数秒前に起きた犯罪で、「何が起きているのか最初理解出来なかった」とも振り返った。

犯行現場を収録した映像では、リポーターが「我々は強盗に襲われている」との発言が聞き取れた。強盗の1人は銃を持っていたとも証言した。

取材班が事件発生を警察に連絡したところ、警官がまもなく現れたという。

同国のジャーナリスト団体は声明で「テレビカメラを大胆にも無視し、作業を行っていたメディア関係者から物を奪い去った犯行は、南アフリカ社会での犯罪発生の水準を改めて痛感させた」と指摘。その上で、「犯人像はカメラで明瞭にとらえられており、逮捕や訴追が早急に起きることを期待する」とした。

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