北朝鮮が人権報告書を発表 「世界一優れた制度」と主張

2014.09.16 Tue posted at 12:11 JST

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(CNN) 北朝鮮の人権研究協会が人権状況に関する報告書を発表し、同国は「世界一優れた人権制度」をもつと自賛した。

報告書は北朝鮮の人権問題に関する採決が予定されている16日の国連総会に先立ち、13日に発表された。北朝鮮の政治制度は「政治的完全性を(市民に)享受させている」、経済制度は「自立した創造的な労働生活と、豊かで文明的な生活水準を保障」していると主張する内容。

「人権」という単語は700回あまり登場し、「70年の歴史の中で形成された北朝鮮の人権制度は、政治、経済、文化を含む社会生活の全分野で人民の人権を保障する優れた制度だ」と自賛。同国の刑務所や処刑、食料不足などの現状については言及しないまま、義務教育や医療無料などの制度を挙げ、「開かれた裁判と被告人の権利」が保障されているとした。

国連調査委員会が今年2月に発表した報告書では、北朝鮮の体制を批判し、同国が国民を恐怖に陥れていると指摘していた。

これに対して北朝鮮は、米国が北朝鮮の内政に干渉する口実として人権を持ち出していると批判。米政府は体制の転覆を企んでいると述べ、1950年に北朝鮮に進攻して朝鮮戦争を勃発させたのは米国だと主張した。

同国の人権侵害が相次いで報告されていることについては、信頼できない証言者が金を受け取って「事実無根の話をでっち上げた」と主張している。

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