イラク大統領、新首相にアバディ氏指名 マリキ氏が反発

米大統領、イラク解決策は「包括的な政権樹立」

イラク北部アルビル(CNN) イラクのマスーム大統領は11日、新政権の首相候補にイスラム教シーア派のハイダル・アバディ連邦議会副議長を指名した。

アバディ氏は、かつてマリキ首相の補佐を務めた人物。連立与党の主要メンバーらとともに指名式典に臨んだ。大統領はアバディ氏に30日以内の組閣を要請した。

一方、マリキ首相はこれに先立ち、3期目続投の意向を改めて表明。マスーム大統領の首相指名は「無効」だと主張し、軍や警察に自身の許可なしでは動かないよう指示した。

マリキ氏が武力を行使して抵抗するかどうかは不明。イラク政治に関する著書もある中東研究の専門家、カーク・ソーウェル氏は、8年間に及んだマリキ政権も終わりに近づいているようだと述べ、「マリキ氏がある種のクーデターを起こす可能性も排除できないが、クーデターが成功することはあり得ない」との見方を示した。

首相候補指名を巡っては、英国のハモンド外相や国連のムラデノフ事務総長イラク特別代表が相次いで歓迎の声明を発表した。ムラデノフ氏はさらに、組閣へ向けた迅速な行動を促した。

米国のオバマ大統領とバイデン副大統領は、アバディ氏に電話で祝意を伝えた。オバマ大統領は記者団の前で「イラクにとって唯一の永続的な解決策は包括的な政権を樹立することだ」と、改めて強調した。ケリー国務長官も同様に、アバディ氏指名を歓迎する声明を出した。

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