イラク少数派ヤジディ教徒2万人救出、クルド兵が包囲網突破

イラク北部で戦闘続く

(CNN) イラクのクルド系少数宗派ヤジディ教徒が同国北部シンジャルの山中でイスラム教スンニ派の過激派組織「イスラム国」に包囲されていた問題で、イラク人権省は11日までに、クルド人勢力が包囲網を突破し、ヤジディ教徒約2万人を救出したと発表した。

人権省によると、クルド人勢力はヤジディ教徒をイラク国境に近いシリアの町ハサカに移送した後、イラクのクルド人自治区ドホークに移した。自治区政府が避難民を支援しているという。

救出時、シンジャルの山中には5万~6万人のヤジディ教徒がいて、まだ多数の人びとが取り残されているとみられる。

ヤジディ教はキリスト教やユダヤ教、ゾロアスター教の流れをくむ宗教で、一神教の少数宗派として最古の宗派の1つ。「イスラム国」はキリスト教徒や少数民族、イスラム教シーア派の住民などを標的としてきた。

クルド人勢力によれば、マフムールなど「イスラム国」に奪われた2つの町を奪還したが、クルド人自治区と首都バグダッドの間にある町ジャラウラなどが「イスラム国」に占領されたという。

少数宗派やクルド人自治区アルビルにいる米国人保護を目的とした限定空爆に踏み切った米国は10日、「イスラム国」の装甲車など5つの標的に対する空爆を実施したと明らかにした。

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