「犬は友人であり、食料でもある」 人民日報が論説

犬肉祭りをめぐる衝突を受けて、人民日報が論説を掲載

犬肉祭りをめぐる衝突を受けて、人民日報が論説を掲載

(CNN) 中国の一部地域に伝わる犬肉食の習慣を巡って対立が浮上している問題で、人民日報が「犬は友人であり、食料でもある」とする論説を掲載し、犬を食べる側と保護する側の双方に対して冷静になるよう呼びかけた。

この問題では、中国南東部・広西チワン族自治区の玉林市に古くから伝わる犬肉祭りで住民と活動家が対立し、犬肉食を巡る論争に火が付いた。

南部の貴州省など一部地域には、何百年も前から伝わる伝統として、犬の肉を食べる習慣がある。

これに対して中国国内の愛犬家らが反発し、玉林市の犬肉祭りは残虐で非道徳的だと訴えていた。

人民日報の論説では、この祭りで衝突が起きたのは残念であり、こうした衝突は避けなければならないと指摘。活動家が自分たちの立場を平和的に訴える手段として、漫画や詩を通じて生き物を傷つけないよう訴えている僧侶や漫画家の作品を例に出した。

さらに、筆者の幼少時の個人的な体験として、当時食べ物に困っていたにもかかわらず、おじが死んだ飼い犬を食べずに埋葬したというエピソードも披露した。長いこと家族と暮らしてきた犬は「半分は人間」だというおじの言葉も紹介している。

一方で、犬に対するこうした見方は誰もが共有しているわけではないとも強調し、「真に文明的な行動とは、反対の意見を持つ人にも愛され、生態学的多様性を尊重すること」ではないかと問いかけた。

人民日報の英語版では、中国で犬の肉を食べたいと思っているのは多数派ではないとしたえうえで、犬肉食に対する反感が強まったのは欧米の影響だと分析している。

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