ベンガル湾で「破片」に技術的な懐疑論、マレーシア機不明

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不明マレーシア機の捜索が続く

不明マレーシア機の捜索が続く

(CNN) マレーシア航空370便が消息を絶っている問題で、バングラデシュ海軍当局者は4月30日、同便の残骸物質の可能性がある破片のようなものがベンガル湾で発見されたとのオーストラリア企業の主張を受け、フリゲート艦2隻を同湾に派遣、調査に当たらせると述べた。

バングラデシュ海軍情報担当部門の責任者がCNNに明らかにした。捜索海域はバングラデシュ本土から約190キロ離れたベンガル湾内。同便のこれまでの捜索海域は、370便の飛行記録装置などから発信されたとみられる音波の解析に基づき、インド洋南部に絞られている。

破片の発見を新たに報告したのは豪州アデレードに本拠がある「ジオレゾナンス」社。海中や地下壕(ごう)にある核や化学兵器などの探知を専門とする企業で、先月29日にベンガル湾内でアルミニウム、チタンや銅などの成分を含むとみられる破片が見つかったとの報道機関向け声明を発表した。

声明では、370便の機体の一部とは断言出来ないが、調査に値すると主張。発見の手法については上空から海面上の電磁波を探す画像調査としているが、詳細については知的財産権を理由に明らかにしていない。

ただ、同社の主張については捜索を仕切る豪州側当局者らの間で懐疑的な見方が強い。専門家が飛行記録装置などが発信源とみられる音波受信の分析結果を基に墜落場所はインド洋とする判断を重視しているのが理由となっている。

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