ソチ訪問の習主席、ロシアとの関係強化に「満足」

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中国の習近平国家主席(左)とロシアのプーチン大統領

中国の習近平国家主席(左)とロシアのプーチン大統領

(CNN) ロシア・ソチ冬季五輪の開会式に出席した中国の習近平(シーチンピン)国家主席は、ロシア国営テレビとのインタビューで、同国との関係が強まっていることに「大変満足している」と述べた。

習主席は、中ロ両国にはかつてないほどの強い基盤と相互の信頼感、地域や世界への影響力があるとの見方を示した。

習主席は昨年春の就任後、初の外遊先にロシアを選んだ。今回は中国元首として初めて外国で開催される五輪の開会式に出席するなど、ロシアとの関係強化に強い関心を示している。

一方で香港バプテスト大学のジャン・ピエール・カベスタン教授は、中ロ関係の「非対称性」を指摘する。同教授によると、ロシア側は中国の強大化に警戒感を持っていて、極東地域の均衡を保つため、同時に日本との関係強化も望んでいる。

開会式で習主席と日本の安倍晋三首相の席が遠く離れていたことからも、プーチン・ロシア大統領が中国と日本の間でバランスを取ろうとしている意図がうかがえるという。「それがプーチン大統領のやり方だが、口には出さないだろう」と、カベスタン教授は話す。

習主席はインタビューで、中国が長年取り組んできた改革にも言及し、「だれもが喜ぶ容易な改革は完了したといえる。難しいのはこれからだが、勇気を持って前進する」と語った。

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