日本の捕鯨船とシー・シェパードの船がまた衝突

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シー・シェパードが攻撃を受けたと主張している日本の大型船「日新丸」=See Special Instructions提供

シー・シェパードが攻撃を受けたと主張している日本の大型船「日新丸」=See Special Instructions提供

香港(CNN) 日本鯨類研究所(ICR)は、日本の調査捕鯨船「日新丸」が25日、南極海で反捕鯨団体「シー・シェパード」の船に給油を妨害されたと発表した。シー・シェパードは、日本側からの衝突で船体が損傷したと主張している。

ICRによると、シー・シェパードの船は日新丸とタンカーの間に割り込み、2隻に船体をぶつけてきた。ICRは衝突の様子を撮影した短いビデオを公開した。

これに対してシー・シェパードのオーストラリア支部は、給油を阻止しようと間に入った船がタンカーと日新丸にはさまれ、両側から繰り返し衝突されたと主張。さらに、日新丸はシー・シェパードの別の船にも衝突し、船体の一部や衛星通信施設を破壊したと述べた。

衝突による負傷者は報告されていない。日新丸は給油を中断し、損傷の程度を調べているという。両者の間では、放水銃やロープの使用を巡っても意見が食い違っている。

シー・シェパードによる日新丸への妨害活動は先週も報告されていた。シー・シェパードは日本の船団がオーストラリアの領海に侵入したと主張し、これを受けてオーストラリア政府は先週、日本を国際法廷に提訴する構えを示した。一方ICRによると、シー・シェパードには米国の裁判所から、捕鯨船への脅迫行為や接近を禁止する仮処分が発令されている。

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