イスラエル国防相、シリア空爆への関与を示唆

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イスラエルのバラク国防相

イスラエルのバラク国防相

(CNN) イスラエルのバラク国防相は3日、ミュンヘンで開かれた安全保障会議での発言で、先週のシリア空爆に同国政府が関与していたことを示唆した。空爆を巡ってイスラエル当局者が公の場でコメントしたのは初めてとみられる。

バラク国防相は空爆への関与を直接肯定も否定もしなかった。しかし「シリアで数日前に起きたことについて、皆さんが新聞で読んだ話に私から何か付け加えることはできない」と述べたうえで、「かねて言い続けているように、レバノンに高性能の兵器システムを運び込む動きを許すべきではない。われわれが発言するときは本気だということの新たな証明だ」と語った。

これに対し、国営シリア・アラブ通信(SANA)は「イスラエルが脅迫を実行に移したことを、公然と示した発言だ」と反発を示した。

レバノン国境付近で武器を積んだ車列が空爆を受けたとの報道に対し、シリアのアサド大統領らは、首都ダマスカス近郊の軍事研究施設が攻撃されたと主張している。SANAによると、アサド大統領は同日、イスラエルなどの敵対国が同国を「不安定化、弱体化させるために」共謀していると非難した。

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