モンティ伊首相が辞任

2012.12.22 Sat posted at 12:16 JST

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ローマ(CNN) イタリアのモンティ首相は21日、ナポリターノ大統領に辞表を提出し、辞任した。イタリア政府の報道担当局が明らかにした。

モンティ氏の辞任に先がけ、イタリア議会は2013年の予算案を賛成309、反対55で可決した。

イタリアANSA通信は情報筋の話として、モンティ氏は23日に会見を開き、今後の去就を明らかにするが、2月24日に行われると見られる選挙に出馬するか否かは現時点では明言しないと報じている。

エコノミストで元欧州委員会委員のモンティ氏は、ナポリターノ大統領から、債務抑制の失敗と相次ぐスキャンダルで追い詰められ昨年辞任したベルルスコーニ前首相の後任に指名された。

モンティ氏は財政健全化に取り組み、イタリア財政に対する海外投資家の信頼は改善したが、ベルルスコーニ氏はモンティ氏の財政緊縮策について、国に悪影響を及ぼしていると批判。またモンティ氏の経済改革も投資家には好評だったが、不景気に苦しむ国民には不評だった。

イタリアの10月の失業率は、2004年に月次統計を開始して以降で最悪の11.1%を記録。経済も5四半期連続のマイナス成長となり、第3四半期の国内総生産(GDP)は前年比で2.4%減少した。しかし、投資家はモンティ氏の財政緊縮策を歓迎し、1年前に7%を超えていた同国の10年債利回りは、現在は約4.5%まで低下している。

モンティ氏の任期は当初、2013年半ばまで続く予定だったが、早期に辞任したことで、選挙の実施も早まりそうだ。イタリアでは議会解散後70日以内に総選挙を実施する必要がある。ベルルスコーニ氏はすでに総選挙に出馬する意向を示している。

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