バイデン氏と距離置くハリス氏、明確に距離を示すほど好感度は上昇 米大統領選

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米国とメキシコとの国境地帯を訪問したハリス副大統領=9月、米アリゾナ州/Rebecca Noble/AFP/Getty Images

米国とメキシコとの国境地帯を訪問したハリス副大統領=9月、米アリゾナ州/Rebecca Noble/AFP/Getty Images

バイデン氏とハリス氏は2日、別々にハリケーン「ヘリーン」の被害状況を視察したが、これは今後起きることの多くと似ている。バイデン氏が4日に述べたように「同じ楽譜の歌を歌う」が、両氏が並んで立つことはめったにない。

このことさえも緊張の原因だった。バイデン氏が今週初めにノースカロライナ州に行くことを決めたため、ハリス氏は激戦州である同州への訪問の延期を余儀なくされた。

9月の大統領選討論会に関するハリス陣営の内部調査によると、ハリス氏が特に好まれた場面の一つは「明らかに私はジョー・バイデンではない」と発言したときだった。

一方、バイデン氏は4日、「ハリス氏は私たちが決して通せないと言われていた法案の可決を含め、私たちが行ったすべてのことにおいて主要な役割を果たした」「彼女はそうであり、彼女のスタッフは私たちが行っているすべてのことに関して私のスタッフと連携している」と述べた。

民主党は9月中旬、ハリス氏が自身とバイデン氏について述べる可能性のある一連の発言を検証する全国世論調査を実施した。調査結果によると、最も良い結果が出たのは「ハリス氏とバイデン氏の間に明確な距離を示した発言」で、最も悪い結果は「将来のハリス政権がバイデン政権時代の成果の上に築かれることを示した発言」だった。

調査結果は、バイデン氏について言及すると、ハリス氏の立場が同じであっても支持が減ることを示していた。

バイデン氏の選挙陣営を指揮し、ハリス氏の陣営でも同じ役割を担っているミッチ・ランドリュー氏は、「ハリス氏は自分とバイデン氏は違う立場であることを恐れずに発言してきた。バイデン氏もそれを問題視していない。トランプ氏らはバイデン氏を否定的に彼女に絡めようとしたが、うまくいかなかった。彼女はバイデン氏ではないからだ。彼女は明らかにバイデン氏より若く、明らかに女性だ」と述べた。

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