アパートに大量の密造銃や爆弾、兄弟を起訴 米NY市
(CNN) 米ニューヨーク市クイーンズ区の自宅アパートに自家製の密造銃や即席爆発装置(IED)を大量に不法所持していたとして、兄弟2人が130件の罪で起訴された。検察が29日に発表した。
逮捕されたのは51歳と39歳の兄弟。銃の部品や付属品を購入し、追跡不可能なゴーストガン(幽霊銃)を製造した疑いで、クイーンズ区の検察が捜査していた。
17日の家宅捜索で、爆弾製造の説明書や無政府主義の宣伝材料、「警官、判事、政治家、有名人」「銀行のくずども」などと走り書きした「標的リスト」が見つかった。
使用可能なIED8個と、弾丸が装填(そうてん)されたゴーストガン2丁、銃弾600発以上、防護服3着などが押収された。

押収された爆発物/Queens District Attorney
兄弟はこのアパートで母親、もう1人の兄弟と同居していた。アパートは発電所の向かい側に位置し、IEDが発見されたため住民らが避難した。
市警察の責任者は声明で、爆弾やゴーストガンが大惨事につながる恐れもあったと指摘した。
兄弟は次回、来月15日に出廷する予定。有罪となれば、最大で禁錮25年の刑を科される。