入院中の米国防長官、病院からイエメン攻撃を指示 「安全な通信で」

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オースティン米国防長官=2023年12月18日、テルアビブ/Alberto Pizzoli/AFP/Getty Images

オースティン米国防長官=2023年12月18日、テルアビブ/Alberto Pizzoli/AFP/Getty Images

(CNN) オースティン米国防長官がイエメンの反政府武装組織「フーシ」への攻撃の命令や攻撃を、入院先の病院から「一連の安全な通信手段を完全に備えた」状態で行っていたことがわかった。国防関係の高官が11日、明らかにした。

オースティン氏は昨年12月22日に受けた前立腺がんの手術の合併症が原因で、今月1日から入院している。

高官は「オースティン長官は今日、米中央軍に攻撃実施を命令し、リアルタイムで状況を監視した」「攻撃後、初期評価のために国家安全保障会議(NSC)、統合参謀本部議長、中央軍司令官と会話した」と述べた。

オースティン氏は9~11日にバイデン大統領と2回会話し、大統領の承認を得た後は、選択肢や実施に関する協議のためNSC、統合参謀本部議長、中央軍司令官と日々複数回の電話のやりとりをしたという。

国防総省は9日になってオースティン氏の前立腺がん治療を公表。その数日前から同氏入院の原因について臆測が飛び交っていた。

この件では政権内部の情報伝達や透明性に大きな疑念が持ち上がった。情報が公開されていなかったことへの批判が集まり、ホワイトハウスは通知や権限委譲の手続きに関する内部検証を始めた。

国防総省の監察総監も、長官入院による権限や義務の実効的移行を確保する適切な指針が存在するか、検証を始めている。

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