米ハーバード大学長が辞任表明 反ユダヤ主義めぐる発言で批判、盗用疑惑も

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ハーバード大学のゲイ学長、辞任を表明

ニューヨーク(CNN) 米ハーバード大学のクローディン・ゲイ学長が2日、辞任を表明した。

ゲイ氏は大学関係者らへの書簡で、理事会メンバーらと相談した結果、辞任することが大学にとって最善との結論に達したと報告。これによって大学は特定の個人でなく、組織に注目して難題に対処できるとの見方を示した。正式な辞任の時期は明言しなかったが、「言葉にできないほど」難しい決断だったと述べた。

ゲイ氏は400年近いハーバード大学の歴史上、黒人で初、女性では2人目の学長として、昨年7月に就任した。

先月、米国内の大学での反ユダヤ主義への対応を問う下院公聴会で、ユダヤ人のジェノサイド(集団殺害)を呼び掛けることがキャンパス内のいじめや嫌がらせに相当すると明言せず、他大学の学長らとともに非難の対象となっていた。

ゲイ氏は書簡の中で、憎悪に立ち向かう姿勢と学問上の厳密さという、自身の根本的価値観が疑われるのは苦しく、人種的な敵意に基づく個人的な攻撃や脅迫にさらされるのは恐ろしいことだったと振り返った。

理事会は2日の書簡で、同氏がメールや電話で人種差別的な暴言を浴びせられていたと指摘し、「このような攻撃を強く非難する」と述べた。

ゲイ氏はまた、博士論文を含む過去の学術論文で引用部分を正しく表記しなかった例が指摘されるなど、盗用疑惑でも批判を受けていた。

同氏に近い関係者がCNNに語ったところによると、ゲイ氏が学長職から退く決断を下したのは先週後半。米ニュースサイト、ワシントン・フリー・ビーコンは1日、ゲイ氏の新たな盗用疑惑を報じたが、本人はこれより前に辞任を決めていたことになる。

ハーバード大学理事会の書簡によると、ゲイ氏の後任が決まるまでの間、アラン・ガーバー教務局長が暫定学長を務める。

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