米大統領、イスラエル首相にガザへの人道支援の拡大求める

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21日、援助物資を積んだトラックがラファ検問所のガザ地区側に到着した様子/Ibraheem Abu Mustafa/Reuters

21日、援助物資を積んだトラックがラファ検問所のガザ地区側に到着した様子/Ibraheem Abu Mustafa/Reuters

(CNN) 米国のバイデン大統領が29日、イスラエルのネタニヤフ首相に対して、パレスチナ自治区ガザ地区への人道支援の搬入を「即座かつ大幅に」拡大するよう求めたことがわかった。ホワイトハウスが両首脳の会談内容の要旨を発表した。両首脳による電話会談は、イスラエルがガザに対する軍事作戦を拡大してから初めて。

人道支援拡大の要求は、イスラエルによるガザへの攻撃が拡大し、人道危機が深刻化するなかで行われた。支援機関によれば、食料や水、医薬品が不足している。

米当局者によれば、米国はイスラエルに対してガザへの支援を拡大するよう圧力をかけているものの、会話は時折、困難を伴うという。

サリバン大統領補佐官(国家安全保障担当)はCBSの番組で、「我々は友人のように、難しい問題、人道支援に関する問題について話をしている」と述べた。

情報筋によれば、イスラエルが重要な人道支援物資を運搬する車両の検査を加速させることに合意したことで、今後数日で1日あたり最大100台のトラックがガザに入り始めるようになるとみられる。

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