移民シェルター前のバス停に車突っ込む、移民含む7人死亡 米テキサス州

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移民シェルター前のバス停に車突っ込む、7人死亡 米テキサス州

(CNN) 米テキサス州の国境沿いの町ブラウンズビルで7日、移民向けシェルター前のバス停にいた人たちに車が突っ込み、移民数人を含む7人が死亡した。

ブラウンズビル当局によると、現地時間の午前8時半ごろ、バス停でバスを待っていた人たちが車にはねられたとの通報があった。このバス停の道路をはさんだ向かい側には、非営利団体が運営する移民向けのホームレスシェルターがあった。車が故意に突っ込んだのかどうかは分かっていない。

ブラウンズビル警察によると、この事故で7人が死亡、少なくとも10人が負傷した。死者には数人の移民が含まれており、国境警備隊が犠牲者の身元の確認を進めている。米連邦捜査局(FBI)も捜査に協力している。

車を運転していた男は現場にいた人たちが取り押さえ、駆け付けた警察に引き渡した。男は治療を受けた後に無謀運転の容疑で逮捕された。

警察によると、男はヒスパニック系で、捜査には「非協力的」だという。調べに対して複数の名を名乗っていることから、警察は身元を特定する目的で指紋を採取するとともに、血液検査や毒物検査を行っている。

車が突っ込んだのが故意だったのか、それとも事故だったのかは現時点で不明。警察によると、目撃者は運転手が赤信号を無視して縁石に乗り上げ、バス待ちをしていた人たちをはねたと証言しているという。

テキサス州南端に位置するブラウンズビルはメキシコとの国境に面しており、2022年の国勢調査によれば人口のほぼ95%をヒスパニック系とラテン系が占める。

同地には過去数週間でベネズエラなどからの移民数千人が押し寄せ、当局が非常事態を宣言していた。

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