教師を撃った男児の母、ネグレクトで刑事訴追 米バージニア州

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教師を銃で撃って負傷させた男児の母親が子どもへのネグレクト(育児放棄)などで刑事訴追された/Jay Paul/Getty Images

教師を銃で撃って負傷させた男児の母親が子どもへのネグレクト(育児放棄)などで刑事訴追された/Jay Paul/Getty Images

(CNN) 米バージニア州ポートニューズの小学校で今年1月、教師を銃で撃って負傷させた男児(6)の母親が、子どもへのネグレクト(育児放棄)などで刑事訴追された。

地元検察は先月、男児自身が罪に問われることはないと述べていた。

家族の弁護士によると、母親は今週中に出頭する見通し。

家族によれば、男児には障害があり、登校には保護者が付き添うことになっていたが、事件当日はだれもついていなかった。家族は声明で「あの日一緒にいなかったことを、生涯悔やみ続けるだろう」と述べた。

裁判所はさらに、母親のほかにも刑事訴追されるべき人物がいるかどうかを判断する特別大陪審の設置を要請した。

撃たれた教師は今月、学校の職員らと教育委員会が当時、男児に無差別な暴力の前歴があることを認識し、学校に銃を持ち込んでいた可能性を知りながら対応しなかったとして、4000万ドル(約53億円)の損害賠償を求める訴訟を起こした。男児の両親が特別支援学級に入れることを拒否したとも指摘している。

訴状によれば、事件の直前、複数の教職員によって男児が銃を持っているかもしれないとの懸念が指摘されたにもかかわらず、当時の教頭はこれを無視し、持ち物検査の許可を出さなかったとされる。

事件を受けて教育長は追放され、教頭は辞任。校長は別の学校へ異動となった。

教師は先月、事件後初めてのテレビ・インタビューで、銃を向けられた時の男児の顔が忘れられないと語った。けがの経過は順調だがつらい状態が続き、ベッドから出られない日もあると話していた。

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