酔って乗務員に暴行、ドアに突進 乗客の女がFBIに出頭 米

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旅客機内で客室乗務員に暴行した罪に問われたアマンダ・レニー・ヘンリー容疑者/Metropolitan Nashville Police Department

旅客機内で客室乗務員に暴行した罪に問われたアマンダ・レニー・ヘンリー容疑者/Metropolitan Nashville Police Department

(CNN) 米司法省は、格安航空スピリット航空の旅客機内で客室乗務員2人に暴行した罪に問われているテネシー州在住の女が、28日に米連邦捜査局(FBI)に出頭したと発表した。

出頭したのはアマンダ・レニー・ヘンリー容疑者(43)。11月27日にフロリダ州フォートローダーデールからナッシュビルへ向かう便の機内で客室乗務員を妨害したとして訴追された。

調べによると、ヘンリー容疑者は機内で大量のアルコール飲料を飲んで暴れ、座席を移動させようとした客室乗務員に暴行したとされる。機内で電子たばこを吸っている様子も別の乗客に目撃されていた。さらに、男性乗客の1人に自分の両手を置き、みだらな性的誘いで不快な思いをさせたとされる。

客室乗務員が非常口の隣の座席に移るようヘンリー容疑者に指示したところ、同容疑者は「この飛行機から降りてやる」と叫び声を上げた。

検察によると、ドアに向かって突進しようとしたヘンリー容疑者の前に客室乗務員が立ちふさがり、もう1人の乗務員も助けに入って同容疑者を取り押さえようとした。ヘンリー容疑者は乗務員を蹴ったり髪を引っ張ったりした末に、手錠をかけられ、着席させられた。

ナッシュビル国際空港に到着するまでは、たまたま同機に搭乗していた非番の消防士が隣に座ってヘンリー容疑者を落ち着かせ、空港で地元警察が一時的に同容疑者を拘束した。

FBIも捜査に乗り出し、客室乗務員を妨害した罪でヘンリー容疑者を訴追した。

同容疑者は28日にテネシー州の裁判所に出廷する見通し。有罪になれば20年以下の禁錮や25万ドル(約2870万円)以下の罰金を言い渡される可能性がある。

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