街が壊滅、跡地は「戦場」状態 増える竜巻の死者、安否不明も多数

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街の75%が壊滅したというドーソンスプリングス市/Scott Jennings

街の75%が壊滅したというドーソンスプリングス市/Scott Jennings

ベシア知事は12日、「なくなってしまった街もある。文字通り、なくなってしまった」とCNNに語り、「ドアからドアへと戸別訪問して安否を確認しているが、そのドアがない」と絶句した。

同州ドーソンスプリングス市(人口約3000人)は、クリス・スマイリー市長によれば、約75%が壊滅した。

ホプキンス郡緊急事態管理局のニック・ベイリー局長によると、ドーソンスプリングスでは100人以上の安否が確認できていない。しかし当局者は、大部分が街を離れて連絡が取れていないだけかもしれないと期待をつなぐ。

それでも住民の多くが住む場所を失ったとベイリー局長は述べ、「現時点でほぼ全市民が避難している」と説明。残っている住宅でも、最大で1カ月は停電が続くとの見通しを示した。

竜巻の被害が最も集中したのはケンタッキー州だったが、国立気象局(NWS)によれば、この週末は8州で少なくとも50個の竜巻が報告されていた。

イリノイ州ではアマゾンの倉庫で26~62歳の少なくとも6人が死亡。アーカンソー州では量販店や老人ホームで死者が出ている。

予報によると、この地域は今週末にかけて再び同じような荒天に見舞われる恐れもある。

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