米NY州、オミクロン株の感染者5人を確認 市中感染も

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走査電子顕微鏡で見た新型コロナウイルス/NIAID-RML

走査電子顕微鏡で見た新型コロナウイルス/NIAID-RML

(CNN) 米ニューヨーク州当局は2日、州内で新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の感染者を5人確認したと明らかにした。海外渡航歴のない感染者も含まれ、市中感染の発生を示しているものの、症状は全員軽いという。

同州のホークル知事はニューヨーク市のデブラシオ市長やチョクシ保健局長と共同会見を行い、5人は命に関わる容体ではない説明。今後さらなる感染者が出ることが予想されるとも述べた。

感染者5人のうち4人はニューヨーク市在住で、残り1人は同州サフォーク郡の住民。

ホークル氏によると、サフォーク郡在住の女性(67)は南アフリカへの最近の渡航歴があり、新型コロナワクチンを少なくとも1回接種している。先月25日の検査では陰性だったが、30日に陽性と判定された。

ニューヨーク市在住の4人のワクチン接種状況は現時点で不明。このうち1人は海外渡航歴があると疑われるという。

チョクシ氏は「オミクロン株はここニューヨーク市とニューヨーク州に存在する。市中感染が起きている状況であり、渡航者にだけに帰するものではない」と指摘した。

またサフォーク郡の女性について、陽性判定は先月30日だが、ゲノム解析でオミクロン株の存在が明らかになったのは今月2日だと説明した。ニューヨーク市ではPCR検査の約15%でゲノム解析が行われているという。

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