ワニの背に飛び乗った男性客、手を噛まれた飼育員を援護 米ユタ州

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アメリカアリゲーターの「ダースゲイター」/from Scale and Tale Utah

アメリカアリゲーターの「ダースゲイター」/from Scale and Tale Utah

ワイズマンさんが飛び乗った後、ワニはようやくブルさんの手を放し、その場にいた別の客のトッド・クリストファーさんが、ブルさんを抱えて飼育舎から引きずり出した。

ブルさんはそのまま落ち着いた様子で、ワニの背の上で腹ばいになったワイズマンさんに「座って。両手をワニの口元から放して」と指示を出していた。

ワニは少し暴れたが、ワイズマンさんは無事にワニの背中から降り、水槽の外へ走り出た。

トッドさんの妻のエイミーさんは看護師の経験があり、救急車が到着するまでブルさんの傷の応急手当てをしていた。

ブルさんは腱(けん)を損傷して手首と手の骨を骨折し、その日のうちに手術を受けた。リハビリが必要になる見通しだが、回復すれば手は元通り使えるようになるだろうと医師に告げられたという。

幼い頃からワニに魅せられていたというブルさんは、スケールズ・アンド・テイルズで3年半ほど前からダースゲイターの担当になった。仕事に復帰したらまたダースゲイターの所に戻りたいと話している。

同園の経営者はCNNの取材に対し、今回の事故については報告書を提出する予定だが、ダースゲイターの身には何も起きないだろうと予想。「彼がワニだからという理由で責めたりはしない」と強調した。

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