「マスクはみせかけではない」 ファウチ氏が米共和党議員と激しい応酬

ファウチ氏と米共和党議員、マスク着用めぐり激論

(CNN) 米国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長は18日、上院保健教育労働年金委員会の公聴会に出席し、新型コロナウイルスの感染経験者やワクチン接種者のマスク着用をめぐり、共和党のランド・ポール上院議員と激しい言葉の応酬を交わした。

ポール氏は新型コロナに感染したことがあると公言し、マスクの着用をあからさまに拒む姿勢を示してきた。

ポール氏はファウチ氏に「感染経験があろうとワクチンを接種していようと、あなたは全員にマスクをつけるようにと言う」「もし感染を広げることがないなら、それはただのみせかけではないか」と問いかけた。

ファウチ氏は「事実に立ち返ろう」と返し、「記録のために明言しておくと、マスクはみせかけではない。マスクは防護するものだ」と述べた。

ファウチ氏はこれまで、ワクチン接種を受けた人でも、ウイルスを吸い込むと鼻やのどで感染を引き起こさないままウイルスが存在し、呼吸やせき、くしゃみで他人にウイルスを飛ばす可能性があると指摘。また、例は少ないとしても、感染の経験者が再感染する可能性もあるとも言及している。

疾病対策センター(CDC)は、ワクチン接種をした場合でも、ワクチン接種を受けていない人の近くにいるときはマスクを着用するようにと呼びかけている。

ファウチ氏はポール氏が変異株のことを考えていないとも指摘。「変異株は完全に今までと異なる状況だ。マスクをつける十分な理由になる」と述べた。

英国で最初に特定されたB.1.1.7や南アフリカで最初に特定されたB.1.351といった変異株はより感染力が強く、過去の感染で獲得した免疫反応をくぐり抜ける可能性がある。ファウチ氏は南アで古い株の感染経験者がB.1.351に対して免疫を持っていなかったとの調査結果に言及した。

眼科医でもあるポール氏が「あなたはワクチン接種を受けていて、二重にマスクをして歩き回っているのはパフォーマンスだ」「もし国民にワクチン接種を受けさせたいなら、その見返りを与えるべきだ。今後3年以上過保護状態の国家が続き、ずっとマスクの着用が必要だと言うのは避けるべきだ。国民はそうした話を聞きたくない」と述べると、ファウチ氏は「全く同意できない」と返した。

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