献血者の2割に新型コロナ抗体 米赤十字が調査

米赤十字が献血者に実施した新型コロナウイルスの抗体検査によれば、3月初めには対象者の20%以上が陽性反応を示した/JENS SCHLUETER/AFP/AFP via Getty Images

米赤十字が献血者に実施した新型コロナウイルスの抗体検査によれば、3月初めには対象者の20%以上が陽性反応を示した/JENS SCHLUETER/AFP/AFP via Getty Images

(CNN) 米赤十字が献血者に実施した新型コロナウイルスの抗体検査で、今月初めには対象者の20%以上が陽性反応を示したことが分かった。赤十字がCNNへのメールで、検査結果のデータを共有した。

赤十字は昨年6月中旬から今月上旬にかけ、米国内の44州で新型ウイルスワクチン未接種の献血者330万人を対象に抗体検査を実施した。

赤十字のデータによると、陽性率は全体の平均で約7.5%。7月第1週では約1.5%だったが、10月第1週には4%弱、1月第1週には約12%、今月第1週には21%近くまで増えていた。

陽性者は症状があったかどうかにかかわらず、過去に感染していた可能性が高いと考えられる。

米疾病対策センター(CDC)の顧問を長年務めるウィリアム・シャフナー博士はこの結果について、検査対象は献血者に限られ、一般人口から無作為に抽出したグループではないと指摘。そのうえで、米国民のうち相当数が自覚の有無にかかわらず感染歴を持つこと、一方で未感染者の割合が約8割にも上ることが推測できると述べた。

米国でこれまでに確認された感染者は2950万人と、人口の約9%にとどまるが、CDCは昨年末までに8300万人あまりが感染したと推定している。

新型ウイルスについて、感染歴のある人がどの程度の免疫を獲得し、それがどれくらいの期間維持されるのかは分かっていない。

米国立アレルギー感染研究所のファウチ所長は15日、ホワイトハウスでの会見で、集団免疫の獲得に必要な割合は人口の70~85%前後とみられるが、まだ正確には把握できていないと説明。ワクチンをできるだけ多くの人に、できるだけ早く接種することに集中するべきだと語った。

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