ハリケーン「ローラ」、米南部2州で猛威 6人死亡

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暴風雨により市街地の電柱などがなぎ倒された=27日、米ルイジアナ州レイクチャールズ/Joe Raedle/Getty Images

暴風雨により市街地の電柱などがなぎ倒された=27日、米ルイジアナ州レイクチャールズ/Joe Raedle/Getty Images

(CNN) 米ルイジアナ州に上陸したハリケーン「ローラ」は、そのすさまじい強風によって一部地域に甚大な被害をもたらしている。これまで同州では6人の死者が出ており、このうち少なくとも4人の死亡は倒木によるものだった。

ローラはハリケーンの強さの区分で2番目となるカテゴリー4の勢力で27日未明、テキサス州との州境付近に上陸した。高潮よりも暴風の影響が深刻で、複数の建物の屋根が飛ばされたほか、同日夜には両州合わせて84万3000世帯以上で停電が発生した。

その後ローラは熱帯性低気圧となり、現地時間の27日午後4時にはアーカンソー州リトルロックの南南西約209キロに位置していた。

上陸地点に近いルイジアナ州キャメロンでは沿岸部で高潮による洪水が発生。同州レイクチャールズでも風速53メートル以上とされる強風が吹き荒れ、市街地の家屋や電柱が損壊した。

国立ハリケーンセンターは27日午後、北東に進むローラについて、アーカンソー州の広い地域に豪雨と強風をもたらすと予測した。同州のハッチンソン知事はCNNの取材に対し「向こう24時間で非常に危険な状況になるだろう」と述べた。

現在州内の5万5000世帯で停電が起きている。

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