米国の感染者33万人超、「最も辛く悲しい週」に突入へ

セントラルパークに設けられた野外病院に集まった人道支援団体の関係者=4日/Spencer Platt/Getty Images

セントラルパークに設けられた野外病院に集まった人道支援団体の関係者=4日/Spencer Platt/Getty Images

(CNN) 米衛生当局は、米国の新型コロナウイルスとの戦いはこれからの2週間が正念場になるとの見方を示し、国民に対して引き続き他人との距離を置く「ソーシャル・ディスタンシング」を続けるよう促した。

公衆衛生局のジェローム・アダムス長官は5日、FOXニュースの番組の中で、これから起きる事態を真珠湾攻撃や2001年の同時多発テロになぞらえ、「大半の米国民の人生の中で最も辛(つら)く、最も悲しい週になる」と予想した。

ジョンズ・ホプキンス大学のまとめによると、全米で5日までに確認された症例数は33万7274例に上り、少なくとも9633人が死亡した。死者のうち1344人は4日に報告され、米国の1日の死者としては過去最多になった。

しかしトランプ大統領は5日夜にホワイトハウスで行った記者会見で、「トンネルの端に光が見え始めている」と発言、ペンス副大統領も「進展の兆しが見え始めている」と語った。

トランプ大統領はさらに、「ある一定の地点に到達しなければならないことは全員が分かっている。それは死者に関する限りは恐ろしい地点になるが、同時に事態が変わり始める地点でもある」と述べ、「我々は今現在、そのレベルに非常に近づいている」「次の1週間半から2週間は、極めて困難になるだろう」との見解を示した。

ニューヨークの病院の外で、医療従事者が患者に付き添う様子/Spencer Platt/Getty Images
ニューヨークの病院の外で、医療従事者が患者に付き添う様子/Spencer Platt/Getty Images

国立アレルギー・感染症研究所のファウチ所長は同日CBSの番組の中で、米国がパンデミックを制御できているとの見方は誤っていると述べ、「我々は制御に苦慮している」と語った。

マサチューセッツ州ボストン衛生局は5日、公衆衛生警戒情報を出し、6日からは必要不可欠な仕事を除いて午後9時から午前6時までの外出を控えるよう住民に促した。さらに、公共の場ではマスクなどで顔を覆うことを勧告した。

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