スーパーの食品売り場でわざと咳、警察が女を拘束 米ペンシルベニア州

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スーパーマーケットでわざと咳(せき)をした女が警察に拘束された/Joe Fasula/Gerrity's Supermarket

スーパーマーケットでわざと咳(せき)をした女が警察に拘束された/Joe Fasula/Gerrity's Supermarket

(CNN) 米ペンシルベニア州のスーパーマーケットで、売り場に並ぶ生鮮食品の前でわざと咳(せき)をしたとして、女が警察に拘束された。店はやむなく、3万5000ドル(約380万円)相当の食品を破棄した。

被害に遭ったのは同州ハノーバータウンシップにある小さなスーパーマーケット。経営者のフェイスブックによれば、女は入店すると、野菜や果物、ベーカリー、食肉などの商品の上で咳をし始めた。

店員がすぐに女を追い出して警察に通報。警察は数時間後にこの女を見つけて拘束したことを確認した。

ハノーバータウンシップ警察は、女が食品を「故意に汚染した」とみて、精神衛生治療が終わるのを待って刑事事件として立件する方針。

スーパーマーケットの経営者は、女は新型コロナウイルスには感染していなかったと思われるが、検査を受けているかどうかの確認を急ぐとしている。

女が近寄った商品は全て破棄し、地元の衛生当局と協力して店内の消毒を行っているという。

「破棄した食品のことを考えると心底気分が悪くなる。どんな時であれ食品の無駄は残念だが、多くの人が食料供給の安全性を懸念している今、動揺はさらに大きい」と経営者は話している。

女が何の罪に問われるのか、いつ精神衛生治療が終わるのかは分かっていない。

米司法省は、故意に新型コロナウイルスを拡散させればテロの罪に問われる可能性があることを確認していた。

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