米、サウジの訓練生十数人を国外退去へ 基地での銃乱射受け

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銃乱射が起きたペンサコーラ海軍航空基地。事件を受けて審査手続きが強化され、10人以上の訓練生が国外退去となる/Josh Brasted/Getty Images North America/Getty Images

銃乱射が起きたペンサコーラ海軍航空基地。事件を受けて審査手続きが強化され、10人以上の訓練生が国外退去となる/Josh Brasted/Getty Images North America/Getty Images

(CNN) 米軍基地で訓練中だったサウジアラビア軍人による銃乱射事件を受けて米軍が実施した調査の結果、サウジからの訓練生十数人が国外へ追放される見通しとなったことが12日までにわかった。複数の情報筋がCNNに語った。

関係者2人の話によると、国外退去の対象者は銃乱射事件のほう助を疑われたわけではない。事情に詳しい人物は、このうち数人は過激派とのつながりが指摘されたと語った。

この人物と米国防当局者によれば、数人は児童ポルノを所持していたとされる。

米連邦捜査局(FBI)と司法省から国外退去処分についてのコメントは得られなかった。

米国内の軍施設では現在、サウジ軍から派遣された約850人が訓練を受けている。

フロリダ州のペンサコーラ海軍航空基地で先月起きた銃乱射事件を受けて、FBIはテロ攻撃の可能性も視野に捜査を開始。同基地のサウジ訓練生10人余りが外出を禁止された。

同時に国防総省は、サウジからの派遣生の実技訓練を中止するとともに、外国人訓練生の審査手続きを強化していた。

米当局者によると、司法省は銃乱射事件について、テロ行為だったとの結論を出す見通し。ただし今のところ、ほかに共犯とされる容疑者はいない。サウジ政府も捜査への全面協力を表明している。

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