トランプ氏、習主席との電話でバイデン氏に言及 機密サーバーに記録保管

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バイデン氏に関する調査について、中国側に要請することも検討するとトランプ氏/Andrew Harnik/AP

バイデン氏に関する調査について、中国側に要請することも検討するとトランプ氏/Andrew Harnik/AP

ワシントン(CNN) トランプ米大統領が6月18日に中国の習近平(シーチンピン)国家主席と電話で会談した際、バイデン前副大統領とウォーレン上院議員に言及していたことが分かった。事情に詳しい情報筋2人が明らかにした。両氏は2020年米大統領選で民主党候補指名を目指しており、ウォーレン氏は当時すでに世論調査の支持率が上昇し始めていた。

電話会談ではトランプ氏が習主席に対し、貿易協議中は香港デモに関する言及を控えるとの考えを伝える場面もあったという。

その後、電話会談の記録は高セキュリティーのシステムに保管された。このシステムはウクライナ大統領との電話会談の記録を保管するのに使われたもので、民主党による弾劾(だんがい)調査開始の発端となった内部告発がなされる一因となった。

ホワイトハウスは今週、米中首脳の電話会談について聞かれた際、トランプ氏がバイデン氏に触れたことを否定しなかった。

ホワイトハウスのグリシャム報道官は「世界の首脳は大統領との会談において自由に話せる必要がある。この点は実効性のある外交にとって要だ」と説明。「トランプ大統領と世界の首脳のあらゆる会話の内容を論じるつもりはない」とした上で、トランプ氏の会話は常に適切だと強調した。

トランプ氏は3日、中国首脳にバイデン父子の調査を要請することを検討すると表明。記者団から習主席にバイデン氏の調査への支援を求めるかと質問され、「検討を始めることは間違いなく可能だ」と述べていた。

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